大人の英語漬け

時に文法、時に会話、明日すぐ使える英語を紹介します。

【意外と知らない?】"All"と"Whole"使い分け

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英語を聞いているとよく"All"や"Whole"が出てきますね。どちらも意味は「全部」という意味で、聞けば意味は分かるから分かった気になってしまうんですが、いざ自分で使って見ると、意外と間違えて使ってしまっているかもしれません。

この記事では、意外と分かっていない"All"と”Whole"の違いをしっかり解説していきます。次に使う時には、間違えずバシッと言えるようにしましょう。

 

まず、それぞれの意味を詳しく確認しよう!

・All

色々あるものから「全部」を指します。

例)I read all the books.(allのところをall of にしてもOK)

「友達から本を5冊貸してもらったとして、5冊とも全部読んだ」時に、こういう言い方をします。

 

・Whole

1つの物に対する「全部」を指します。

例)I read the whole book.

「本を1冊借りて、最初から最後まで全部読んだ」ときに、こういう言い方をします。(注意するところは、theの位置と、本が1冊なのでbookは単数形というところです。)

 

特徴①"the"の位置

"All"は"the"の前におきます。"All the〜"となります。

例)I studied all the words.(単語を全て勉強しました。)

 

"Whole"は"the"の後におきます。"The whole〜"となります。

例)I studied the whole book.(その本を全部勉強しました。)

 

特徴②"my"や"your"の位置

"All"は"my"の前におきます。"All my〜"となります。

例)All his friends are coming.(彼の友達全員が来ます。)

 

"Whole"は"my"の後におきます。"My whole〜"となります。

例)My whole body hurts.(体じゅうが痛いです。) 

 

特徴③単数(可算)名詞には"Whole"を使う

可算名詞と不可算名詞はご存知ですか?可算名詞とは、リンゴやペンなど1個2個と数えられる名詞で、不可算名詞とは、水やお金など数えられない名詞のことをいいます。

「The whole + 単数可算名詞」の形になります。

例)I watched the whole movie.(その映画を(最後まで)全部観ました。)

 

特徴④複数名詞には"All"を使う

上で説明した可算名詞の中で、複数の時は"All"を使います。

「All the + 複数名詞」の形になります。

例)All the kids are sick.(子供がみんな病気です。)

 

特徴⑤不可算名詞には"All"を使う

先ほど出てきた「水」や「お金」など、数えられない名詞(不可算名詞)の時には、"All"を使います。

例)I spent all the money.(お金を全部使いました。)

 

特徴⑥「時間」を表す時は"All"も"Whole"も両方使える

時間を表す時は、実は"All"も"Whole"も両方使えるんです。でもそれぞれルールがあります。少しややこしいですね。でも簡単なルールなので覚えてしまいましょう。

"All"→Allのまま使います。

例)All day, All morning, All night, All week...

 

"Whole"→The wholeに変えて使います。

例)The whole day, The whole morning, The whole night, The whole week...

 

このように、一気にルールを見ると複雑に見えてしっかり使い分けができるか心配になってしまうかもしれません。でも使う時に意識して少しずつ練習していけば、すぐに簡単に言えるようになりますので、頑張って練習してくださいね。